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雑記。もしくはメモ。 生存確認にでもなったらいいよね!
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おひっさー☆
じゃなくてお久しぶりです。ただいま帰省中です。
ちょっとぶらり足跡残し程度だと思ってくださいな。
オフを三回程度やってるんでそのレポ(…になってないような気もするけど)は
帰ってからしようと思いますー。今日はついったーのお題を消化しにきたわけですはい

文はMORE!からどうぞ。


お題もとはこれ。
→キラリヒへの3つの恋のお題:駅の改札口で待っていて/孤独を分けあったふたり/もっと俺に構えよ
http://shindanmaker.com/125562

<駅の改札口で待っていて>
「うん、あと一駅で着くよ」
「え、迎えに来るの?別にいいよ、寒いし」
「いいってば、だってあと一駅あるんだよ?」
「・・・切られた」

ハア、と溜め息をついて携帯をたたみポケットに放る。
先ほど、愛しく愛らしい我が恋人に、帰宅が近いことを連絡しようと電話をかけたのだが、
突如駅で待っていろとおっしゃるもので、驚いた。心配と共に遠慮を包めた返事をしたのだが
頑固なる我が恋人は聞く耳持たず、そこの駅で待ってろと押し切り、強引に電話を切ってしまった。
何だい明日は猛暑日かいと凍える身を震わせ、上着の袖に手を引っ込める。

あぁ、寒い。きっともうすぐ雪でも降るんだろうなと思わせる曇天は、勢力を広げて遠くの街までも
影を落としていた。あまりの寒さで意識がぼんやりと、どこかへ飛びそうになっていた、その時。
背後にどん、と何かがぶつかる衝撃が加えられた。
自分より小さく、肩甲骨に感じる圧迫感から、何かが何なのかを理解した。

「リヒト」
「・・・むぅ」

肩越しに後ろを見ると、桃色の髪がちろっと映る。
きちんと後ろを向いて、胸に彼を迎えると同時に、一つの謎が生まれた。

「・・・なんで後ろから」

改札口のど真ん前(今考えると大分迷惑だった)で待っていたから、普通に来たならば確実に
視界に捉えることが出来たはずだ。じゃあ何故?

「あ、まさか」
「電車に乗ったんだ」

この前切符の買い方を教わったからな、と自慢気に語る彼の顔はどこか幸せそうで、
冷えた頬に彼の手が触れたとき、笑みが浮かぶ。

「いつも前から『おかえり』って言っていたからな、たまには後ろから言ってみたかったんだ」

にっこりと笑いながら、彼自身が巻いていたマフラーを自分にかける。
自分は彼の頭を優しくぽんぽんと撫でた。

続きも書くよー

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